スポーツ庁委託受け民間２社　部活動に電子遠隔指導　富良野市・登別市で実証

（関係団体 2022-12-07付）

　スポーツデータバンク㈱とＮＴＴ東日本は、スポーツ庁の委託を受けてＳｐｏｒｔ　ｉｎ　Ｌｉｆｅ推進プロジェクトの実証事業を開始した。富良野市と登別市内の中学校においてデジタル技術を活用した専門家による遠隔指導を実施し、中学生のスポーツ実施率の向上やスポーツ環境整備の推進に向けた実証に取り組んでいる。富良野市と登別市は、部活動の地域移行の課題となる指導者不足の確保などの観点から実証事業の成果に期待を寄せている。

　同プロジェクトは２社のプロジェクトチームが主体となり、自治体や教育機関と連携してデジタル技術を活用したスポーツ活動を支援するもの。

　具体的には東京都内のＮＴＴ東日本の中央研修センターと指導先となる登別市・富良野市の中学校をオンラインで接続し、端末を活用した遠隔指導を実施する。

　対象の部活動は富良野市の中学校の野球部と登別市のバドミントン部。生徒たちは動作の手本となる動画を視聴し、自分の動画をクラウドに記録。プロのアスリートによる個別指導で改善点を助言してもらう「リモート添削レッスン」を行うなど、デジタル技術を活用した指導方法を実証する。

(関係団体 2022-12-07付)