スマホは善か悪か、それとも… 異年齢で対話し考える 道高P連北見 高校生と語るつどい(関係団体 2022-12-07付)
ワークショップに約30人が参加した
【網走発】道高等学校PTA連合会(道高P連、村井為敦会長)は4日、網走南ケ丘高校で北見支部「高校生と語るつどい」を開いた。オホーツク管内高校の生徒、保護者、教員約30人が参加し「ネット社会について考える」をテーマにワークショップを行い、「スマホは善なのか、悪なのか、それとも○○○」について、異年齢で意見交換。自分の考えをまとめ、次世代に伝えることを目指した。
つどいは、高校生が初めて出会った他校生や保護者、教職員と今日的課題や将来に向けての発展的事柄について自由に結論を求めず会話し、議論することによって、コミュニケーション能力の向上や社会人としての資質を高める一助とすることなどを目的に、支部別に開いているもの。
北見支部主管のつどいには、オホーツク管内12校の生徒をはじめ、保護者、教員合わせて約30人が参加した。
主管校・網走南ケ丘高の藤村将充PTA会長、道高P連の海老田憲人副会長、網走南ケ丘高の渡辺淳一校長があいさつし、つどいの成果に期待を寄せた。
このあと、元中学校教員でフリースクール「ゆめとこスクール」の佐々木勇貴代表が講師を務め、講演とワークショップを行った。
テーマは「ネット社会について考える」。
「スマホは善なのか、悪なのか、それとも○○○」について、異年齢の人の意見を聞き、自分の考えをまとめて次世代に伝えることを目指した。
参加者は7グループに分かれ、共通認識として、インターネットには「調べる」と「コミュニケーション」の大きく2つの活用方法があることを前提とした上でワークショップに入った。
インターネットをどのように使って調べたり、コミュニケーションを取ったりしているかなどについて意見交換。ツイッターをコミュニケーションだけではなく、調べることにも使っているという高校生に保護者や教員が驚きの声を上げるなど、異年齢の人の活動や考え方を知りながら話し合った。
最後に、高校生が自分の考えを発表。「中学生の時、不登校だったが、その時にネットは勉強のツールであり、コミュニケーションのツールでもあった。ネットがなかったら、逃げ場所がなくなっていた」「スマホを使うことで、得られる情報が正しいか、正しくないか判断する力が身に付き、自分の視野を広げることができるのでは」「アナログな手法との併用も大事」「良い面と悪い面の両方がある。それを理解してどう向き合い、使っていくかが大事」などの意見が出た。
(関係団体 2022-12-07付)
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