札幌市中学校教頭会　評価等の課題を調査　１月２３日定例会で報告

（札幌市 2022-12-07付）

　札幌市中学校教頭会（林康弘会長）は、評価・評定に関する各校の課題に関する調査を実施する。各校の課題や取組について情報共有し、今後の評価・評定の改善につなげるもの。各校から寄せられた回答は事務局で集約し、来年１月２３日の定例会・研修会で報告する予定だ。

　新学習指導要領の目標および内容が資質・能力の３つの柱で示されたことを踏まえ、各教科における評価の観点が「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の３点に整理された。中学校では３年度から新学習指導要領が全面実施となり、各学校で３観点に基づく学習評価を行っている。

　市中学校教頭会では、１１月上旬に開催した全日研修会など各種研修会における協議を通して、学習評価に関わって各校が様々な課題を抱えていることを把握。教頭会として各校の課題や取組をあらためて集約・整理し、会員間で情報共有することで評価・評定の改善につなげてもらおうと初めて調査を企画した。

　設問は①本年度の各教科の評価・評定の算出や評価の資料収集についての課題②本年度の評価・評定の伝え方、評価・評定に基づいた指導についての課題③評価・評定に関わる課題に対して、学校として取り組んでいること―の３点。今月２８日までを調査期間としている。

(札幌市 2022-12-07付)