校長室から―未来育む札幌の学校― 児童も教職員も笑顔で 札幌市立小野幌小学校
(札幌市 2022-12-07付)

「校長室から」小野幌小あいさつ運動
「小野幌レンジャー」も登場するあいさつ運動

▼わが校の強み

 本校の強みは「教職員の結束力の強さ」です。ここ数年間は多くの教育活動が変更を余儀なくされていますが、教職員が知恵やアイデアを出し合い切り抜けてきました。

 本年度は20代の若手教員が増え、学年や校務分掌業務の中で自然と若手を育てる雰囲気も生まれました。

 放課後の職員室は笑いにあふれ、子どもの様子を笑顔で語る姿が見られます。この教職員の温かさが、子どもたちの素直で礼儀正しい姿の育成につながっていると感じます。

▼授業づくりの工夫

 高学年は、学年担任による教科担任制を取り入れています。加えて英語と理科、書写は専科教諭が授業を行うことで教材研究・授業準備に時間をかけることができ、子どもたちにとってより深い学びを生む授業を構築できるよう工夫しています。

 さらに、この仕組みは担任の空き時間を生み、高学年担任の業務負担改善にもつながっています。

 本年度は4年生理科でも一部単元の専科指導を実現し、子どもたちの知的好奇心を刺激する学習を行っています。

▼児童の成長に向けて

 本校の重点目標「笑顔つながる あったか・安心・小野幌」を実現するために、本年度は児童会書記局とも連携して意識付けを行っています。

 書記局は「AAA(挨拶・安心・ありがとう)」のテーマのもと、金曜日に「小野幌レンジャー」として登場し、明るいあいさつを広めたり、毎月「ありがとうの日」を設けて感謝の気持ちを伝えたりしています。

 校長は、その活動と成果を全校朝会で価値付け、つぎにつなげていくことで成長を促したいと考えています。

▼校長としての喜び・楽しみ

 子どもの名前を呼んで話し掛けることを心掛けています。

 まだまだ全校児童とはいかず努力する毎日ですが、子どもたちの良さや頑張り、ささいな変化を見つけ、声を掛けるように努めています。

 「どうして名前を知っているの?」と喜ぶ子や、「校長先生、あのね」とうれしそうに校長室に話しに来る子を見ると、とても幸せな気持ちになります。

 今後も子どもたちの笑顔がつながる学校になるよう、まずは私が日々笑顔で過ごしたいと考えています。

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「校長室から」札幌市立小野幌小学校校長森井由見
森井由見校長

(札幌市 2022-12-07付)

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