道教委　事務職員人材育成会議　次代担う若手職員育成へ　上川局が支援の成果報告

（道・道教委 2022-12-15付）

　道教委は６日、道立学校事務職員人材育成会議をオンラインで開催した。上川教育局道立学校運営支援室の山本浩主査が人材育成支援シートなどを活用した若手職員育成の取組や成果について発表。道立学校の関係者約１１０人が参加し、人材育成の事例や課題を共有した。

　会議は上川管内における人材育成支援の成果と課題、各教育局や事務長会による取組を周知し、人材育成に対する意識・意欲や職能の向上を図ることがねらい。

　開会に当たり総務課の齊藤栄三課長補佐があいさつ。組織または管理職が計画的・継続的に人材育成に取り組むとともに、業務処理能力に加え社会や学校を取り巻く環境の変化に対応できる人材を育てる必要性に触れ「取組事例や課題などを共有し、今後の人材育成をより一層推進してほしい」と会議の成果に期待した。

　続いて上川局道立学校運営支援室の山本主査が人材育成の取組を説明。目標の設定や達成状況の確認・評価を行う人材育成支援シートや人材育成支援カルテ、ビジネスマナーのチェックリストなど２年間の取組を伝え、職員の自己評価向上などの成果を示した。「スタート地点は同じでも支援を受けることで差が出てくる。サポートを受けられる若手職員を少しでも増やすことが大切」とし、人材育成を支援する取組や成果を広める必要性を強調した。

　続いて後志教育局、オホーツクと石狩支部事務長会からそれぞれ人材育成の取組について発表。後志教育局からは、新採用事務職員を対象としたオンラインミーティングや若手主導による独自研修、教育局・道立学校職員間の職場交流を伝え、きめ細かな実施体制の検討を進めていく考えを示した。

(道・道教委 2022-12-15付)