札幌市教委　デジタル教育普及へ　レバンガと連携協定　高校ｅスポーツ部支援など

（札幌市 2022-12-21付）

檜田教育長（左）と折茂社長

　札幌市教委は３日、㈱レバンガ北海道と市立高校におけるデジタル教育普及・振興に向けた連携協定を締結した。ｅスポーツ部の発足および活動支援を行うなど、市立高校の魅力化やデジタル人材育成に向けた取組を推進する。道立総合体育センター北海きたえーるで締結式が執り行われ、檜田英樹教育長と折茂武彦社長が協定書を取り交わした＝写真＝。

　レバンガ北海道は、平成３０年にプロｅスポーツチーム「レバンガ☆ＳＡＰＰＯＲＯ」を設立するなど、プロバスケットボールチームの運営のみならずライブエンタテインメントとしてのスポーツの振興に力を入れている。

　協定は、市立高校の新たな魅力を創造するとともに、デジタル人材を育成し、ＩＴリテラシー向上を通して地域活性化に寄与することが目的。

　内容は①パートナー企業による学生へのデジタル教育の指導②持続可能なデジタルエコシステムの開発③スポーツをツールとした地域活性化に関する事項④ＳＤＧｓ活動を通した札幌市のまちづくりに関する事項⑤市立高校におけるｅスポーツ部の発足および活動支援⑥ＤＸ人材育成への連携・協力⑦ライブエンタテインメント事業における連携・協力―の７点となっている。

　締結式で檜田教育長は「プロバスケットボールチームの運営における知見、道内の様々な企業との豊富なネットワークなどを生かし、市立高校の新たな魅力創出につながると期待している。札幌の子どもたちに新たな学びを提供し、市におけるデジタル人材育成、地域活性化への貢献の第一歩にしたい」と話した。

　折茂社長は「ｅスポーツをはじめアリーナスポーツにおけるＤＸ、ライブエンタテインメントといったデジタルコンテンツを使った現場体験や連携教育など、市立高校の生徒にとって魅力ある体験活動を進めていきたい」と意気込んだ。

(札幌市 2022-12-21付)