農業教育連携へ静内農高生３人　２月７日から仏訪問　リヨンの高校や農場等視察

（学校 2023-01-11付）

　【苫小牧発】静内農業高校（佐藤裕二校長）は、２月７日から４泊５日の日程でフランス訪問プロジェクトに参加する。同校生徒３人、引率教員２人がリヨンの農業高校や農場・ワイナリーを訪問するなどし、日仏間の農業教育連携を高めるほか、農業を学ぶ若者同士の交流を深める。

　このプロジェクトは、農林水産省就農・女性課が推進する「日仏農業教育連携」の一環として行われるもの。今後の日仏間の農業教育連携を一層強化するとともに、国際感覚を備えた農業人材の育成を図ることが目的となっている。今回は全国で４つの高校が指定され、本道からは唯一同校が選ばれた。

　参加生徒は、生産科学科３年の米澤望海さん、食品科学科３年の村田陽菜さん、生産科学科２年の小寺祐太さんの３人。引率として千代武志教諭、前道慶太教諭が参加する。

　訪問日程をみると、２月７日の早朝に羽田空港を出発し、約１５時間のフライトを経てパリに到着。リヨンに移動してホテルで１泊する。

　翌８日はプレサン農業高校とシバンス農業高校を訪問し授業の様子などを見学する。この日はシバンス農業高生の家庭またはシバンス農業高の寮に宿泊する予定。

　９日は、ボージョレー地区のワイナリー見学やリヨン美術館での日本食関連展示の視察、食育セミナー・交流会への出席を計画している。１０日はリヨン近郊の農業見学、パリ市内観光のあとに帰りの飛行機に乗り、１１日に帰国する予定となっている。

(学校 2023-01-11付)