協栄土建に感謝状

（市町村 2023-01-12付）

左から横井技術員、三好現場代理人、前田社長、井戸川課長

協栄土建に感謝状　支笏湖小の環境整備で　千歳市

　千歳市は６日、市内に本社を構える㈱協栄土建（前田浩志社長）に感謝状を贈った。昨年１１月に行われた市立支笏湖小学校のグラウンド入口付近の環境整備に対するもの。前田社長と三好裕司現場代理人、横井隆太朗技術員の３人が教育委員会を訪問。山口幸太郎市長からの感謝状を教育部の井戸川邦彦企画総務課長が伝達した。

　同社は昨年３月にも市立北進小中学校家庭科教室の除排雪と、屋根からの落雪に伴い損壊した窓ガラス２ヵ所を補修し、感謝状を受けた。その際に支笏湖小でもグラウンド入口部の傾斜がきつく、降雨のたびに路盤が流出し、雨水桝に土砂が流入して困っているとの話を覚えていた三好氏が昨年１１月に地域貢献活動を申し出て、改善を図ることとなった。

　作業は、児童の安全を考慮し、休校日の１１月２３日に実施。路面を掘り下げ、整正・転圧、乳剤散布後にアスファルトを敷き均し、問題を解消した。

　感謝状伝達後、井戸川課長は「市内の小・中学校は古い校舎が多く、いろいろな不具合が出ているが、教育予算が厳しく、なかなか手が回らない状況だった。きれいに作業してもらい、学校現場も喜んでいる」と報告。

　前田社長は「千歳に本社を構える企業として、今後も地域に還元していきたい」と。三好氏も「活動を目にした小学生が将来、建設業に就職したいと思ってもらえれば」と、今後も担い手確保につながる活動を続けたい考えを示した。

(市町村 2023-01-12付)