地域クラブ活動に門戸開放　道中学校大会出場可能に　道中体連が開催基準改訂

（関係団体 2023-02-01付）

　道中学校長会（野﨑均会長）は「道中だより」第３８１号を発刊した。第７３回全日本中学校長会研究協議会北海道札幌大会の開催報告の第２弾として、全日中からの提案内容や分科会の概要を掲載している。

　道中学校体育連盟（中山明彦会長）は１月３０日に臨時理事会をオンラインで開催し、５年度の道中学校体育大会から地域スポーツ団体等（地域クラブ活動）に参加資格を拡大することを決定した。今後関係団体との調整を経て競技別の登録条件を固め、年度内に認定申請の受付を開始する。

　スポーツや文化芸術活動に子どもたちが継続して親しむ機会を確保するため、国は５～７年度の３年間を改革推進期間と位置付け、休日から学校の部活動を段階的に地域に移行する方針を示している。日本中学校体育連盟は昨年１２月に来年度の全国大会から学校単位のみならず地域スポーツ団体が参加できるよう参加資格を緩和した。

　道中体連は臨時理事会で、日本中体連の方針に基づき５年度体育大会の開催基準を改訂。

　地域クラブ活動の参加に当たっては「国のガイドラインの順守」「指導資格を有する指導者等による日常継続的な指導」など道中体連が示す条件を満たし、認定された団体となることが必要。

　地域クラブ活動に所属して全国大会につながる大会に参加する場合は在籍中学校での大会参加は認められず、その逆も同様となる。団体競技における出場は１チームのみで、複数チームの参加はできない。

　参加条件は競技別で異なり、日本中体連では競技ごとの方針を詳細に示している。

　道内では関係団体との調整の上、早ければ２月中の決定を目指して準備を進める見通し。

(関係団体 2023-02-01付)