高校生建築デザインコンクール　名寄産業・安藤さん最優秀　周辺との調和など高評価

（学校 2023-02-13付）

　【旭川発】名寄産業高校（坂野裕悦校長）３年の安藤将大さんが、道建築局などが主催する本年度の高校生建築デザインコンクールで最優秀作品賞を受賞した。８日に同校で表彰式が行われ、石丸貴康局長が表彰状などを授与。周囲の施設と調和した設計などを高く評価した。

　本年度は「パークゴルフ場の休憩所」と題し、道立宗谷ふれあい公園内にパークゴルフ場利用者らが使用する休憩所を高校生に設計し、提案してもらった。全道７校・８５人から７６作の応募があり、安藤さんの「キタノシバ」が最優秀作品賞に輝いた。

　作品は、周辺の屋内遊技場や炊事場などのデザインコードを踏襲。ピラミッド型の方形屋根上部に天窓を設け、外側周辺にはラウンジを設置した。

　同校で行われた表彰式では、はじめに石丸局長が安藤さんに表彰状を授与し、栄誉をたたえた。続いてあいさつし「既存施設のデザインを踏襲しながら設計されていた。受賞を機に目標に向かってさらにスキルアップを図り、社会に貢献してほしい」と今後の活躍に期待した。

　安藤さんは「コンクールを通して建築の分野が楽しいと感じられるようになった。周囲の建物とマッチするよう、利便性も考えながらデザインした」などと振り返った。

　最後に、安藤さんを囲んで石丸局長や坂野校長らが記念撮影。安藤さんらは受賞の喜びを新たにした。

(学校 2023-02-13付)