2団体1個人に栄誉 留萌局 管内教育実践表彰(道・道教委 2023-02-17付)
羽幌中
【留萌発】留萌教育局は、4年度管内教育実践表彰の受賞者を決定した。学校教育で羽幌町立羽幌中学校と天塩高校、社会教育で角谷ヒサ子氏が栄誉に輝いた。今後、川村秀明局長が受賞学校等を訪れ、表彰状を授与する予定となっている。
◆学校教育
【団体】
▼羽幌町立羽幌中学校(関根智校長、生徒数127人)=指定事業を活用した生徒指導上の課題解決に向けた取組
2年度から中1ギャップ問題未然防止事業の取組を進めており、中1ギャップ問題の未然防止や解消に向けて加配教員を活用した事業推進体制の整備、各種調査に基づいたPDCAサイクルの推進、小中連携の促進、ICTを活用した不登校生徒に対する支援等、不登校生徒の支援および未然防止やいじめ事案の解消などに取り組んでいる。
また、不登校の未然防止に向けて加配教員とチーム援助コーディネーターが連携した「不登校生徒援助チーム」やスクールカウンセラー等と連携したケース会議を実施するなど、課題を抱える生徒に対し、きめ細かな支援を行っている。
▼天塩高校(後藤禎和校長、生徒数94人)=社会・地域の期待に応える人材の育成を目指した教育活動の推進
天塩町の協力を得て、平成29年度から筑波大学と連携して天塩町の活性化に向けた地域探究を行っており、令和3年度からは「総合的な探究の時間」における全学年の取組とするなど、郷土への理解を深め、持続可能な地域社会の実現に努める生徒の育成に大きな成果を上げている。
また、3年度から開催した「筑波大学高大連携ワークショップ・シンポジウム」において、観光客向け自転車ツアーの提案や飲食店と協働した商品開発の発表のほか、町地域おこし協力隊と協力し、見学旅行先において町の自然を活用した観光事業の活性化案を披露するなど、探究学習の成果を積極的に発信している。
◆社会教育
【個人】
▼角谷ヒサ子氏=社会教育の振興と地域づくりの推進
平成14年度から社会教育委員、22年度からは社会教育委員長として令和3年3月まで小平町の社会教育活動に尽力するとともに第7次小平町社会教育計画の策定に向けて、策定委員長として中心的な役割を果たした。また、平成22年度からは留萌地方社会教育委員連絡協議会会長として、留萌管内の社会教育委員を対象としたセミナーを主催するなど、管内の社会教育委員の研鑚に尽力した。
また、乳幼児とその保護者を対象とした町の子育て支援事業「うちの子一番クラブ」において、子育てサポーターとして、事業での親子遊び指導や、子育てに関する情報提供、保護者同士の交流の場の提供等を平成12年から現在まで続け、地域で子育てを支援し合う意識の醸成に尽力した。
また、長年の社会教育委員としての経験を生かし、高齢者を対象とした「井戸端サロン」の開設(平成26年7月)に大きく寄与した。サロンは、福祉的な役割はもとより週3回のサロン活動、月1回の外部講師を招いての学習活動を通じて、高齢者の自立を促し、「地域づくりの支援者」としての自覚を育むことを目指しており、開設以来現在も中心的なメンバーとして活動している。
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天塩高
角谷氏
(道・道教委 2023-02-17付)
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