全定4971人に春 公立高推薦等内定者 全日 倍率2.0以上は15校18学科 16日現在
(道・道教委 2023-02-20付)

 道教委と札幌市教委は17日、5年度公立高校入学者選抜における推薦・連携型入学者選抜の合格内定者数等の状況を発表した。16日現在、全日制の推薦出願者数6636人に対する合格内定者数は4856人。定時制は272人に対し115人が内定した。5年度入選から自己推薦制度を採用したことに伴い、出願者数が大幅に増加。出願者数が募集人員を超えた学校・学科は55校78学科。うち倍率が2・0倍以上となったのは15校18学科に上った。

 推薦入学者選抜については、全日制課程でこれまでの中学校長による推薦から、自己推薦に変更。推薦入学者選抜を実施する学校のスクールポリシーに合致すると考える、学習意欲のある生徒が自ら出願する方式に改めた。

 推薦の対象学校・学科数(有朋高を除く)は全日制159校274学科、定時制16校19学科。うち出願があったのは、全日制139校245学科、定時制6校8学科だった。

 全日制をみると、募集人員8480人に対する出願者数は6636人で、倍率は0・78倍。前年度と比べて出願者数で2977人増、倍率は0・37ポイント上昇した。合格内定者数は4856人で、募集人員に対する充足率は57・3%となり、前年度より21・0ポイント上昇した。

 出願者数が募集人員を超えた学校は55校78学科で、前年度より32校46学科増。また、前年度はなかった、倍率が2・0倍以上となった学校・学科数は、岩見沢緑陵・普通、札幌国際情報・普通、北広島・普通、市立札幌旭丘・普通など15校18学科に上った。

 内定者が募集人員を超えた学校は3校3学科。いずれも超過人数は1人だった。

 札幌市立高校の全日制をみると、普通科・数理データサイエンス科・商業科を合わせた募集人員436人に対する出願者数は705人。うち418人が内定した。

 定時制をみると、募集人員302人に対する出願者数は272人。倍率は0・90倍で、前年度より0・25ポイント下降した。合格内定者数は115人で、募集人員に対する充足率は38・1%だった。

 出願者数が募集人員を超えたのは、市立札幌大通・普通の午前・午後の1校2学科だった。

 連携型入学者選抜では、出願のあった学校・学科数は7校7学科。募集人員470人に対する出願者数は130人。合格内定者数は129人で、充足率27・4%となった。

 再出願は、きょう20日から22日正午まで。学力検査は3月2日、追検査は3月14日。合格発表は3月17日午前10時を予定している。

(道・道教委 2023-02-20付)

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