道教委 教育費最終補正予算案 高校総体、物価高騰に対応 合計では9億円余り減額に
(道・道教委 2023-02-22付)

 道教委は開会中の第1回道議会定例会に追加提案する4年度教育費補正予算案(最終補正)を発表した。5年度インターハイの競技・運営で使用する消耗品の事前購入や道立学校における燃料費の不足額充当に必要な経費を措置した。一方で本年度の事業の執行残や奨学給付金の支給見込み者数減少などによって合計で9億2186万円の減額補正となった。

 既計上額との合計額は3852億8400万円。

 予算案をみると、学校体育振興費に6236万円を計上。インターハイの各競技(石灰、試合球、審判用手旗、ストップウオッチ、ホイッスル等)や運営(ごみ袋、救護所用クーラーバッグ、ばんそうこう、熱中症キット等)に必要な消耗品を購入する。

 社会教育施設管理費と文化施設管理費には2444万円を計上。ネイパル6施設と北方民族博物館、埋蔵文化財センター、文学館、釧路芸術館の10施設で物価高騰に伴う負担金額変更の経費を措置する。

 高校管理費と文化施設管理費には4億4145万円を計上し、道立学校・所管施設を対象に単価上昇による燃料費等の不足額を補填する。

 人件費の補正額は1億6827万円で、勧奨退職見込み者数の増加や執行見込額の精査に伴い所要の経費を措置する。

 減額補正は計16億1840万円。国庫補助対象事業や各事業の執行残、奨学給付金の支給見込み者数の減少などが主な要因となっている。

(道・道教委 2023-02-22付)

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