胆振局など 若手職員政策プレゼン 提案実現へ具体性高め 児童生徒に地元企業のPR等
(道・道教委 2023-02-20付)

胆振両局若手職員政策プレゼン

  【室蘭発】胆振教育局は9日、総合振興局と共に「若手職員の政策プレゼンテーション」を開催した。本年度3回にわたって実施した「振興局と教育局の若手職員による意見交換会」の中で取りまとめた実施要項を針ヶ谷一義教育局長や谷内浩史総合振興局長ら幹部職員に発表=写真=。提案の実現に向けて、評価やアドバイスを受け課題解決に向けた具体性を高めた。

 両局は、教育行政における諸課題解決に向けて若手職員が意見交換を行い、胆振管内の教育活動の充実に資することを目的として、これまで3回にわたり意見交換会を実施。会議では、両局各課から21人が参加し4グループに分かれ協議を進めてきた。1月に行われた3回目の会議では、各グループが設定した課題解決に向け実施要項を作成。教育局の関係各課に提出している。

 今回、両局の幹部職員らが若手職員の提案をより詳細にくみ取るため、政策プレゼンテーションの場を設けた。

 当日は、振興局から谷内局長、伊藤雅実副局長、萩野貴也地域創生部長ら5人、教育局から針ヶ谷局長、大槻直広次長の2人が参加。進行は教育局の五十嵐隆夫企画総務課長が務めた。

 若手職員側からは、グループを代表して1人ずつ参加。振興局から総務課の山科凛蔵主事、地域政策課の品田亮太主事、教育局から中田翔太郎主事、門脇篤史主事が出席した。

 発表では管内児童生徒に向けた地元企業の情報発信方法や食育教育、地域人材育成事業などの案を説明した。

 発表後、谷内局長は意見交換会について「両局他課のつながりを深めるいい機会」と取組をたたえた。提案内容については「各自治体の取組を拡充するのか、局として独自性を持つのかなど、さらにブラッシュアップを行い一つでも多く実現できれば」と期待を込めた。

 針ヶ谷局長は「どのグループも日ごろの業務で感じている課題に対して、解決に向けたアイデアやアプローチの仕組みが具体化されている」と評価。さらに「事業の評価方法や持続性についてより明確になれば」とアドバイスした上で「若い人たちの柔軟かつ豊かな発想を積極的に取り入れていきたい」と考えを示した。

(道・道教委 2023-02-20付)

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