道の第3期スポーツ推進計画案 関係団体連携 道が促進 どさんこ選手、指導者育成
(道・道教委 2023-03-01付)

 道は、5年度から5年間を期間とする第3期道スポーツ推進計画の案をまとめた。昨年12月から1月に募集したパブリックコメント結果を踏まえ、修正・変更。基本方針3「どさんこ選手の国際競技力の維持・向上」に関して「選手の育成、指導者の育成などスポーツ関係団体との連携や道が促進していく」とした表現に修正したほか、「プロスポーツチーム」の表現に「実業団、クラブチーム等」を加え、例示を修正した。

 国は昨年3月に第3期スポーツ基本計画を策定。道では、同スポーツ推進条例を新たに公布・施行した。

 これを受け、北海道のスポーツの推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、5年度から5年間を計画期間とする「第3期道スポーツ推進計画」を策定することとした。

 計画は、スポーツ基本法第10条および道スポーツ推進条例第6条に基づき策定。また、道スポーツ推進審議会や地域スポーツ関係者から意見を聴取するとともに、道内の経済、社会情勢の変化などを踏まえ策定する。

 計画案は、第1章「第3期スポーツ推進計画の策定に当たって」、第2章「めざす姿と基本方針」、第3章「今後5年間に総合的かつ計画的に取り組む施策」の3章で構成。基本方針として①スポーツ参画人口の拡大とライフステージに応じたスポーツのあるくらしの充実②北海道ならではの特色を生かしたスポーツによる地域活性化と共生社会の実現③どさんこ選手の国際競技力の維持・向上の促進④スポーツの安全・安心の確保とささえる環境づくり⑤オリンピック・パラリンピック競技大会のスポーツ・レガシーの継承・発展―の5点を掲げた。

 昨年12月から1月に募集した素案に対するパブリックコメントの結果をみると、基本方針3「どさんこ選手の国際競技力の維持・向上」に関して「選手の育成、指導者の育成、人材の発掘については、道だけが行っているわけではないため、スポーツ関係団体との連携や道が促進していくとした表現が望ましい」との意見が上がった。

 また、第3章の1「スポーツ参画人口の拡大とライフステージに応じたスポーツのあるくらしの充実」の(1)スポーツの観戦・応援機運の醸成について「プロスポーツチーム等が複数存在することが記載されているが、実業団やクラブチームといった社会人チームを含む表現が望ましい」との意見が寄せられた。

 これを踏まえ、案では、基本方針3を「どさんこ選手の国際競技力の維持・向上の“促進”」に修正したほか、より分かりやすい表現として「プロスポーツチーム」のあとに「実業団、クラブチーム等」を加え、例示を修正した。

 今後、審議を経て、3月中に計画を策定する見通し。

(道・道教委 2023-03-01付)

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