オール檜山学び合いプロジェクト　フォローアップを開始　授業視察や助言の場設定

（道・道教委 2023-03-01付）

　【函館発】檜山教育局は、本年度から実施している「オール檜山学び合いプロジェクトＰｌｕｓ～授業力ＵＰセミナー」のフォローアップを開始する。研修に参加した受講者に対し、檜山局の指導主事と道教育大学附属旭川小学校の斉藤誠副校長が授業視察および指導助言を行う場を設定。若手教員の授業改善に向けた意欲の一層の向上を目指す。

　檜山局は本年度の全国学力・学習状況調査結果で、数学の授業改善や小中連携に課題が見られたことを踏まえ、独自事業のオール檜山学び合いプロジェクトで、より充実した講座を企画。昨年１１月から２月までの全４回で斉藤副校長を講師に招き、若手教員対象の「オール檜山学び合いプロジェクトＰｌｕｓ～授業力UPセミナー・中学校数学編」を実施した。

　第３回の講座では、これまでオンライン形式で実施してきた内容を集合形式に変更し、指導計画や指導案作成など、ＰＤＣＡサイクルの確立を図る演習的な要素を実施する予定としていたが、悪天候の影響で中止となった。

　こうした状況を踏まえ、新たに７、９日の２日間日程でフォローアップ研修を企画している。

　講座に参加した教員を対象に行い、檜山局の指導主事と斉藤副校長が７日に奥尻町立奥尻中学校、９日に乙部町立乙部中学校とせたな町立大成中学校を訪問。

　うち奥尻中では、数学に加え、社会科および保健体育の授業観察を行い、指導助言を行う機会を設定するなど授業改善の意欲向上に向けた支援に取り組む予定。

(道・道教委 2023-03-01付)