富良野山部小ＳＴＥＡＭ教育　試行錯誤し木琴製作　道教大旭川校・芳賀氏招き

（学校 2023-03-24付）

　【旭川発】富良野市立山部小学校（桑原久美校長）は２月中旬の３日間、同校でＳＴＥＡＭ教育として木琴作りを行った。道教育大旭川校の芳賀均准教授らが展開する「道北おとぼけキャラバン」の一環。試行錯誤しながら作り上げた木琴で演奏を楽しんだ。

　羽賀准教授は「道北おとぼけキャラバン」として、道北を中心に各地を訪問し、１３０回以上出前授業を行ってきた。活動は９年目で、音楽授業や音楽演奏をはじめ、近年は音をテーマにした先進的な教育を展開している。

　また、子どもたちの創造性を育む、理系と芸術を融合したＳＴＥＡＭ教育について、道教育大釧路校の森健一郎教授と共に、開発的な実践の共同研究に５年以上取り組んできた。

　今回は、木琴作りを通して試行錯誤しながら人間力を養う目的で実施。木琴は台に長さの違う８本の木の棒（音板）を立て、バチでたたいて音を出す仕組み。

　音板の長さが短いほど音が高くなることなどを確認したあと、糸のこを使って音板を切った。

　バチでたたいて音を確認しながら、少し切るだけでも音が大きく変化する高い音は慎重に作業した。

　３日目は、完成した木琴で演奏。自分で調律した音階を楽しんだ。

(学校 2023-03-24付)