課題解決へ認識共有　後志局　管内教育長会議

（道・道教委 2023-03-27付）

　【小樽発】後志教育局は２月下旬、管内市町村教委教育長会議をオンライン開催した。管内市町村教委の教育長ら２０人が出席。各課所管事項の説明などを通して、管内の諸課題を共有した。

　開会に当たり、川端香代子局長があいさつ。新型コロナウイルス感染症への対応が５月から新たな段階に入るとし、子どもたちが新しい段階にスムーズに移行できるためには「学校が見通しを持って、丁寧に対応を考えていくことができるようにする必要がある」と考えを述べた。次年度の管内教育推進の重点の方向性については、学校の取組状況や、間もなく策定される新たな道教育推進計画などを踏まえ「さらに学校の教育の質が向上するよう修正し、学校の取組の参考となる内容を示すことができるようにしたい」と伝えた。

　このあと、各課が所管事項等を説明。遠藤直俊義務教育指導監は、管内全ての小・中学校への直接訪問によって実施した学校経営指導訪問について「学校が社会に開かれた教育課程の実現を念頭に置き、校内で完結しようとする意識から“地域の中に学校がある”“学校はまちづくりを担っている”という意識を持つとともに、地方創生の観点から人材育成やふるさとへの愛着を育む教育活動を進めていくことが大切」と述べた。

　髙橋顕二企画総務課長は、教職員の服務規律の厳正な保持について、交通違反・事故に関する資料説明をし、飲酒運転、無免許運転および速度超過などがないよう、教職員への注意喚起を依頼。学校における働き方改革については、管内の各種施策実施状況について述べ「ストレスチェックの実施など、取組の推進を」と呼びかけた。

　福本正規教育支援課長は、新型コロナウイルス感染症への対応について「感染拡大のリスクを可能な限り低減した上で、学校運営を継続し、子ども一人ひとりの学びを保障していくことが重要」と説明。また５年度全国学力・学習状況調査について、調査が円滑に実施できるよう、事前の準備について所管の学校への指導助言を依頼した。

(道・道教委 2023-03-27付)