釧路局　教員の魅力発信へ　インタビュー動画公開　現職１２人がやりがい等紹介

（道・道教委 2023-03-27付）

髙瀬主幹教諭のインタビュー動画

　【釧路発】釧路教育局は、教員の魅力ＵＰ！プロジェクトの一環として「現職教員へのインタビュー動画」を制作し動画サイトで限定公開している。管内の小・中学校、義務教育学校、高校、特別支援学校の一般教諭１２人が協力。協力した教諭はインタビュー形式で、管内の学生に向けてそれぞれ教職のやりがいや魅力などを伝えている。

　プロジェクトは、管内の高校生や大学生が教職のやりがいや魅力を感じることで、教員を志望する意欲を向上させることを目的としている。釧路局独自で行っているもの。

　インタビュー動画には、道教育大附属義務教育学校（前期課程）の髙瀬航平主幹教諭ら１２人が協力。釧路局が用意した「教員になって良かったと思う時は？」「教員という仕事の一番の魅力は？」などの質問にインタビュー形式で答えている。既に動画サイトで限定公開しており、動画を視聴するために必要な２次元バーコードとプロジェクトの目的などを記した文書を管内高校に通知済み。道教育大釧路校には４月の新入生ガイダンス等で通知する予定。

　動画内容をみると、各教員の自己紹介から始まり、それぞれ５問程度の質問事項に答える中で、教員の仕事内容や魅力等を紹介している。

　釧路明輝高校の野田由紀恵教諭は「自分が関わることで子どもたちが変化していくこと」に教員のやりがいを感じていると話している。このほか、道教育大附属義務教育前期の髙瀬主幹教諭は、教師という仕事の一番の魅力について「近くで支え見守り、成長を共に喜ぶ存在でいられること」と答えるとともに「そこにかけた教師の思いと労力は“子どもたちのすてきな姿”として反映され必ず報われるもの」と自身の経験と合わせて教職の魅力を伝えている。

　釧路局の小田浩平義務教育指導班主査は今回の取組について「活躍している現職教員の生の声でやりがい等を語ってもらうことで、教職の魅力を知ってもらう機会となれば」と期待を寄せた。

　インタビュー動画は６月３０日まで限定公開している。

(道・道教委 2023-03-27付)