オール檜山学び合いプロジェクト　働き方改革など１０テーマで講座　参加対象に高校教員を追加

（道・道教委 2023-04-25付）

　【函館発】檜山教育局は、独自のオンライン研修「オール檜山“学び合い”プロジェクト」の本年度開設講座をまとめた。保健体育や算数・数学などの教科のほか、特別支援教育や働き方改革など１０テーマを計画。檜山教育研究所や町教委との連携のもと運営に当たる。参加対象は管内高校教員にも拡大。各校校務分掌業務の充実や授業づくりなど教員の指導力向上を一層図っていく。

　檜山局が３年度から実施している同講座は、管内の学校をオンラインで接続し、教育実践や業務の進め方などの交流を図るもの。前年度は１０テーマ１２講座を開設し、延べ２４９人の教職員が参加するなど、事業が浸透してきている。

　また、多くの講座では管内の教員が研修の講師を務めているため、教職員が資質・能力を互いに高め合う環境にもつながっている。

　本年度は受講者のアンケート調査結果などを踏まえ、５月から来年２月までの期間中①体育・保健体育②生徒指導③ＩＣＴ機器の活用④特別支援教育⑤算数・数学⑥外国語⑦総合的な学習の時間⑧特別活動⑨道徳教育⑩働き方改革―の１０テーマを予定しており、檜山教育研究所とも連携して運営に当たる。

　また、これまで小・中学校の教職員が多かった参加対象を管内の高校教員にも広げることで、異校種のつながりを強化。

　当日の受講が不可能だった場合は、録画したものをグーグルクラスルームで視聴できるようになっている。

　１回目は、５月１５日と２６日に体育・保健体育の教科指導講座を開設。全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果における管内の傾向を踏まえ、走力に関する内容を検討している。

(道・道教委 2023-04-25付)