道教委　防災教育啓発資料　１日防災学校事例集を作成　カードゲーム等の実践紹介

（道・道教委 2023-04-26付）

　道教委は、防災教育啓発資料「４年度１日防災学校実践事例～実践的な防災教育の推進」を作成した。防災教育用カードゲーム「ぼうさいダック」や町のデジタルハザードマップを活用した取組など、校種ごとに取り組んだ防災教育に関する様々な実践を紹介。資料は、生徒指導・学校安全課のホームページに掲載している。

　道教委は、未来を担う子どもたちが自然災害に関する正しい知識を持ち、自ら考え、判断し、危険から身を守る行動を取ることができるよう、道、市町村、防災関係機関等と連携・協力し、実践的な体験活動を取り入れた「１日防災学校」の取組を進めている。

　資料では、幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校の全校種ごとにそれぞれ３つずつ実践を紹介している。

　幼稚園では、防災教育用カードゲーム「ぼうさいダック」や、保護者への引き渡しのシミュレーションなどの実践を掲載。小学校では、全学年を対象とした災害派遣車両の見学と体験や、中・高学年対象の津波体験などを紹介している。

　中学校の事例では、地域や関係機関と連携した防災学習の取組や、町のデジタルハザードマップを活用した実践を紹介。

　高校では、防災講話と防災テントの組み立て、避難所運営体験などの取組を記載している。

　特別支援学校の事例では、肢体不自由・小学部を対象とした消火器体験と防災グッズ体験や聴覚障がい・小中学部を対象に行った煙体験の実践などを紹介している。

(道・道教委 2023-04-26付)