札幌市学校教護協　総会研修会　須藤理事長を再任　６月２日に非行対策研修会

（札幌市 2023-05-10付）

札幌市学校教護協会総会

　札幌市学校教護協会は４月２７日、ホテルライフォート札幌で５年度第１回常任理事会と理事・幹事合同総会研修会を開いた。理事長に札幌市立啓明中学校の須藤勝也校長を再任する役員案を承認。非行対策研修会などを盛り込んだ本年度の事業計画案を承認した。

　理事・幹事合同総会には１８１人が出席した。

　冒頭、須藤理事長があいさつ。新型コロナウイルス感染症の流行が子どもたちの主体性や社会性の育成に影響を及ぼしたことを懸念し「生徒指導の重要な視点として、自己決定の場を与えて生徒の良さを伸ばすこと、共感的な人間関係を育むことなどを念頭に置くことが必要」と呼びかけた。

　先立って行われた常任理事会で承認された本年度の事業計画について説明があり、６月２日に情報教育アナリストの長谷川陽子氏を講師に迎えての非行対策研修会、６月、８月、１１月に理事幹事研修会を開くことを確認した。また、子ども発達支援総合センター「ちくたく」で施設見学研修も行う予定。

　本年度の役員は、理事長に札幌市立啓明中の須藤校長を再任したほか、新たに札幌第一高校の八木和彦校長ら３人を副理事長とした。

　研修会では、道警本部少年課少年育成第２係の上原容子課長補佐が「少年非行の実態とその対応」と題して講話した。道警がまとめた非行少年の数は平成１６年をピークに減少傾向にあったものの、令和３、４年で増加に転じていることを報告。ことし３月末時点は３２１人で前年同時期と比べて３割増えていることを説明した。

　本年度の役員はつぎのとおり。　　　　＝敬称略＝

▽理事長＝須藤勝也（啓明中校長）

▽副理事長＝池田吉利（市立札幌大通高校長）、八木和彦（札幌第一高校長）―新、水澤弘幸（札幌平岡高校長）―新、大道弘孝（北野台中校長）―新

▽幹事長＝長岡秀政（真駒内中教諭）

▽副幹事長＝川村英生（市立札幌平岸高教諭）、川村康朗（白石中教諭）、白土優花（第一学院高キャンパス長）、越智泰弘（札幌新陽高教諭）―新

(札幌市 2023-05-10付)