札幌市小学校長会　総会・研修会　職能向上に結び付く会へ　５年度運営方針や重点確認

（札幌市 2023-05-11付）

札幌市小学校長会総会・研修会

　札幌市小学校長会（徳田恭一会長）は４月２４日、ホテルライフォート札幌を主会場にハイブリッド形式で４月総会・研修会を開催した＝写真＝。５年度運営方針や活動の重点などについて確認した。徳田会長は「連帯と協調のもと、情報共有と研鑚を重ね、職能向上に結び付く活気ある校長会を目指していく」とあいさつした。

　オンラインで来賓として出席した市教委の檜田英樹教育長は、ふるさと札幌における学び・成長に誇りを持てる人材育成の重要性などを強調しながら「校長会が札幌市全体で同じ方向を見据え、さらに進化を図る取組を推進していることは、大変頼もしく感謝している」と謝意を示した。その上で、市教委として「各学校、校長会、地域、保護者と手を携えながら、札幌市の学校教育の一層の質の向上に努めていく」と述べた。

　徳田会長は、本年度①的確な情報の集約と提供②たゆみない改善③関係機関への取組の発信と連携の強化④会員相互の連帯と協調―の４点を推進していくことを示し「連帯と協調のもと、情報共有と研鑚を重ね、職能向上に結び付く活気ある校長会を目指していく」と述べた。

　また、徳田会長が新会員を紹介。代表して北野平小学校の青柳吉乗校長が「校長会から多くのことを学び、相談しながら、校長としての責任、役割を果たしていく」とあいさつした。

　議事に移り、５年度運営方針と活動の重点などについて確認。

　運営方針には「札幌市の教育が目指す人間像“自立した札幌人”の実現に資するよう、校長としての役割と指導性の研鑚など、職能向上に努め、本市教育の振興に寄与する」を掲げた。

　活動の重点として「学校経営の充実」「研修活動の充実」「組織の充実・強化」の３点を設定し、これまでの感染症対策の知見を踏まえ、さらなる子どもたちの健やかな学びの保障を目指すとした。

　協議では、会則の改正などについて審議。定例総会の開催時期を「４月、３月」から「４月、２月」に変更することとした。

　このほか、各支部、専門部の担当者が５年度運営方針と活動計画を説明した。

(札幌市 2023-05-11付)