胆振管内校長会　後継者育成研修会　子が主語の学校づくり　苫小牧若草小・石川校長が講話

（関係団体 2023-07-13付）

胆振管内校長会後継者育成研修会

　【室蘭発】胆振管内校長会（瀧澤義守会長）は６月３０日、伊達市カルチャーセンターで後継者育成研修会を開催した。校長を目指す動機や将来像など、楽しく活力のある学校経営の実現に向けて、教育の専門家に求められる知識などを学んだ。

　後継者育成研修会は、管内における教育の現状を把握し、課題を的確に捉え、その改善に向け熱意と意識を高く持った後継者を育成することが目的。管内学校の教頭、市町職員４１人が参加した。

　あいさつに立った瀧澤会長は「様々な学びを得られる機会。ぜひ有効に活用してほしい」と呼びかけた。

　苫小牧市立若草小学校の石川一美校長が「校長を目指すに当たって、学校経営について」と題して講話。校長とはどういった仕事なのか、校長としての目標など、意見を共有することで意識醸成を図った。「教員と協力し、子どもたちと一緒に学校をつくるという意識を忘れずに」と確認した上で「校長とは学校の今後をデザインする仕事。子どもが主語になるような学校づくりを」と求めた。

　このあと「教育の動向、教育法規、教育論文の見方」についてワークショップ形式で協議した。

　１８日には、苫小牧市教育・福祉センターでも後継者育成研修会の開催を予定している。

(関係団体 2023-07-13付)