日本総研 若者意識調査(国 2023-08-21付)
日本総合研究所は2022若者の意識調査のレポートを発表した。SDGsを知る若者は73・4%で2年前の前回調査と比べ29・2ポイント上昇。2030年に目標を達成できると考えている割合は15・9%にとどまった。関心のある環境・社会問題は「人権(ハラスメント、いじめ、虐待、不登校、人種差別など)」が最も高く、前回調査で最多だった「気候変動・温暖化」を上回った。
国内の中高生と大学生1000人から回答を得た。調査期間は4年11月30日~12月2日。
関心の上位は「サブカルチャー(漫画、アニメ、ゲーム等)」「SNS・ソーシャルメディア」「人間関係」の順に高い。環境問題や社会課題の解決に役立ちたい若者は全体の52・0%、社会貢献活動に日頃取り組んでいる割合は21・3%。
金融・経済の授業を受け理解できたと感じている割合は55・6%。投資への意欲がある若者は43・5%で前回調査から8・9ポイント上昇した。
働くことの大切な点(複数回答)は「自分の能力やスキルを生かす」「興味・好奇心を追求する」「喜びや充足感を得る」が6割、「より高い報酬を得る」が5割、「出世・昇進」が3割。
結婚後に子どもがいない場合に希望する働き方は「共働き」が48・7%と最も多い。41・2%が同性婚を許容できる結婚形態と考えている。
現在の日本は平和と思う若者は70・7%、将来も平和と思う割合は49・1%。憲法9条の改正に関しては「必要」が49・9%、「必要と思わない」が50・1%と拮抗している。日本の平和を守るために大事なこと(複数回答)は「国内経済の強化」が38・3%と最も多く「食料自給率の上昇」「政治・外交の強化」「防衛の強化」「学校教育の質の向上」と続く。
(国 2023-08-21付)
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