札幌澄川中　初のすみかわピック　３小学校との親睦深め　特支学級の交流体育大会

（札幌市 2023-10-23付）

　札幌市立澄川中学校（横道幸紀校長）は１０月上旬、同校体育館で第１回すみかわピックを開催した。特別支援学級の交流体育大会で、澄川小学校（附田裕哉校長）、澄川南小学校（石橋恭校長）、澄川西小学校（中屋賢一校長）が参加。４校の児童生徒は５０㍍走や大縄跳び、ボッチャなどの５種目に臨み、他校との交流を深めた。

　すみかわピックはレインボーピック（札幌市特別支援学級体育大会）に準ずる大会で、同校が考案・企画した。校区内の３校を交えて実施し、小中一貫した教育としての意味合いを含んんでいる。

　中学生たちは、７色の手形で虹をかたどった看板を作製するなど、入念に準備を進めた。当日の運営にも積極的に携わり、コーン設営やゴール後の着順整理と誘導、ボッチャの審判を行った。

　あいにくの雨天だったこの日は、会場をグラウンドから体育館に変更。２０㍍走、５０㍍走、２００㍍走、大縄跳び、ボッチャの５種目に挑戦した。

　冒頭、４校の代表児童生徒が選手宣誓。「われわれ選手一同は、みんなで力を合わせて、ルールを守って、スポーツを楽しむことを誓います」と宣言した。

　横道校長はあいさつで、大会が１００、２００回と続いていくことを願いつつ「皆さんが頑張る姿を見るのが楽しみ。けがなくきょう一日頑張って」と応援した。

　２０㍍走と２００㍍走では希望者、５０㍍走では全員が体育館を元気に走り、汗を流した。観戦に来た保護者からの声援を受けながら、競技を楽しみ笑顔を見せた。

　学校対抗戦となった大縄跳びでは、３回の挑戦のうち最も多く飛べた回数を競った。ゆらゆら飛びと回し飛びを練習したあと、いよいよ本番。縄を握る教諭や生徒による「せーの！」というかけ声に合わせて、息をそろえて練習の成果を発揮した。

　目標となる白いボールを狙って投球する競技「ボッチャ」では、３人一チームを組みトーナメント制で行った。投げる力加減や方向性を工夫し、いかに目標球に近づけるかを競い合った。

　網島七恵教頭は「子どもたちが楽しそうに交流できた。今後も継続し、子どもたちの楽しみになる機会にしていきたい」と話す。

(札幌市 2023-10-23付)