赤井川村教委 前秋田県教育専門監・倉田氏招き 全員参加型の授業へ 東成瀬村との交流研修会 (市町村 2023-11-06付)
赤井川村研究交流研修会
【小樽発】赤井川村教委は10月中旬、前秋田県教育専門監の倉田一広氏を招き「小中連携教育推進事業秋田県東成瀬村との研究交流研修会」を実施した。赤井川村立赤井川小学校を会場に、村内の小・中学校の教員ら約30人が参加。同校の4年生に対し倉田氏が「式に表す・式を読む」算数の研究授業を実施したほか、授業づくり講話やグループワークを通じ、授業力・教育力の向上に向けて知見を深めた。
取組は、学習の基盤づくりや教職員の授業力の向上について、先進地域である東成瀬村から講師を招き、教職員の教育力向上に資することを目的に実施したもの。
赤井川村は、平成25年から東成瀬村と交流を行っており、全国学力・学習状況調査において、日本トップクラスを誇ることで知られる東成瀬村の実践を取り入れた学力向上策を実施している。
はじめに行われた研究授業では「全員参加型の授業について考え、その具体的な姿を探る」を研究主題に学習を展開。
倉田氏はフラッシュカードを用いて、丸い図形で作られた正方形を示し「丸は何個ある?」と児童に問いかけた。このあと児童たちはそれぞれどのような考え方で個数を求めたのかを説明。考え方を式で表しながら発表した。
続く研究交流研修会で倉田氏は、一人ひとりの子どもたちが主体的に学習に取り組む全員参加型の授業の実現に向けて「活躍する、共感・共有する、比べる、決定する、声を出す」の5つがキーワードになると示唆。
また教科が苦手な児童に対しても「苦手だから、と決めつけずに個をしっかりと見て、良いところを価値付けてあげることが大切」と伝えた。
このあと、グループワークや研修対話を行い、授業力・教育力の向上に向けて知見を深めた。
(市町村 2023-11-06付)
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