６市町来夏までに設置　石狩管内小・中のエアコン　全校保健室に　当別町は普通教室も

（市町村 2023-11-13付）

　江別市内４校については既に学校の独自予算で保健室内にルームエアコンを設置。新型コロナウイルス対策として国から割り当てられた補助金を利用し、換気の観点から取り入れていた。

　残りの２２校はエアコン整備費を４定補正予算に盛り込み、来年夏までに保健室に設置する。普通教室については、６年度以降の導入を検討している。

　千歳市は、児童生徒が暑さによって体調を崩した際、適切な応急処置ができる環境を整備するため、５～６年度の２ヵ年で、市内の小・中学校全校の保健室にエアコンを設置する。

　また、３定補正予算にエアコン整備費を盛り込み、６年度には市内の小・中学校全校の普通教室に移動式エアコンを導入する。

　恵庭市は本年度中に、市内全校に２台ずつ措置。うち、１台は保健室への設置を必須とし、残り１台の設置場所は各校で決める。

　北広島市は、来年６月末までに市内全校の保健室とパソコン室に設置する。既にパソコン室に設置されている学校については保健室にのみ導入し、パソコン室と保健室に設置されていない学校についてはいずれにも導入する。普通教室の設置は６年度以降をめどに検討中。

　石狩市は、来年夏までに設置済みの２校を除いた１４校の保健室に導入する予定。早ければ４定補正予算に盛り込む。

　普通教室については、今春に地元企業から寄贈された移動式エアコンが市内全小・中学校に導入されている。校舎がエアコン設置に対応しにくい作りである可能性があるほか、施設の状況把握に時間を要することなどを踏まえ検討する。

　当別町は、既に町内全校の保健室に設置済み。設置時期が遅れると作業員や物資の確保が困難になることを考慮し、４定補正予算に盛り込む予定で、来年夏までに全校の普通教室に設置する見込み。

(市町村 2023-11-13付)