当別町教委　５年度全国学力等調査　小学校　国算で全国超　中学校は英語が全国以上

（市町村 2023-11-20付）

当別町５年度学力・学習状況調査結果（クリックすると拡大表示されます）

　当別町教委は、５年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。小学校では全国平均を国語で４・０ポイント、算数で１・１ポイント上回り、中学校では英語（話すこと）で全国平均を５・６ポイントと大きく上回った。全国の下位約２５％に位置する児童生徒の割合は、小学校国語２８・０％、小学校算数２８・１％、中学校国語２７・０％、中学校数学３０・０％、英語「聞くこと・読むこと・書くこと」３３・０％、英語「話すこと」５５・６％となった。児童生徒質問紙調査では、生活習慣の定着について、小学校では定着が進んでいる一方、中学校では課題のある状況がみられた。

　調査は町内の３校で実施。平均正答率は、国から提供されたデータをもとに小数点第１位まで算出した。

　各教科の平均正答率は、小学校は国語が７１・２％、算数が６３・６％。中学校は国語が６９・７％、数学が４８・８％、英語「聞くこと・読むこと・書くこと」が４７・２％で、英語「話すこと」が１８・０％となり、小学校２教科と中学校英語で全国平均を上回った。

　各教科の領域別の結果は、全国結果を１００と設定して町独自に算出。小学校の９領域中８領域および中学校の１５領域中６領域で全国平均を上回っている。

　小学校では、国語の全領域と算数の３領域が上回っている。国語の「書くこと」の領域では全国より１４・２ポイント多く算定された。

　中学校では、国語の３領域と英語の３領域。特に英語の「話すこと・やりとり」では、４８・３ポイント上回った。

　全国の下位約２５％と同じ正答率の範囲に含まれる児童生徒の割合は、小学校国語２８・０％、小学校算数２８・１％、中学校国語２７・０％、中学校数学３０・０％、英語「聞くこと・読むこと・書くこと」３３・０％、英語「話すこと」５５・６％となった。

　質問紙調査の結果では、家で自分で計画を立てて勉強している児童の割合は、小・中学校共に全国平均を上回っている。朝食を毎日食べる児童生徒の割合は、小学校では全国平均を上回り、中学校では全国平均を下回っている。毎日同じ時間に寝起きしている児童生徒の割合は、中学校の寝ている時間を除いて、全国平均を上回っている。

　町教委は、より効果的な家庭学習を行うため学校における継続的な指導を進めるとともに、規則正しい生活習慣の定着に向けては引き続き、教育課程の趣旨について家庭や地域と情報共有を進め、相互に連携を図る必要があるなどと分析した。

(市町村 2023-11-20付)