網走市教委と市部活動地域移行検討協 在り方 関係者で議論を 住民説明会で課題など共有(市町村 2023-11-16付)
網走市教委市部活動地域移行検討協
【網走発】網走市教委と市部活動地域移行検討協議会は8日、市内のオホーツク・文化交流センターで学校部活動の地域移行に係る住民説明会を開催した。少子化などの影響によって、学校における部活動の維持・存続が難しくなっている状況を受け、国や道で今後、公立中学校の部活動を段階的に地域へと移行する方向性を示した。
市において、今後この課題についてどのように取り進めていくべきか、現状における情報の共有と他地域における取組を紹介。地域住民の理解を深めるとともに、一緒に考える機会の場とすることを目的に開催した。
市内小・中学校の児童生徒の保護者や学校教職員、学校運営協議会委員らオンラインを含め約85人が参加した。
はじめに、市教委の岩永雅浩教育長が主催者あいさつ。市では、今どのような心配事や要望があるのかを明らかにした上で、今後どのような環境を整えていくのか検討していく考えを示した。
その上で「この説明会が皆さんにとって学校部活動の地域移行という課題について考える良い機会になること、これからの市の子どもたちの活動環境を考える一つのきっかけづくりになることを期待している」と話した。
続いて、道教委学校教育局部活動改革推進課の三浦利章主幹が、部活動地域移行に関する国の改革の方向性と道教委の取組について情報提供を行った。
部活動の現状と課題について、中学校の生徒数、学校数、部活動数が年々減少し、教員の長時間勤務が部活動を理由に深刻化していることを説明。各地域で検討を進めるに当たって「子どもたちの興味・関心に基づく活動を将来にわたって維持するために、部活動はどうあるべきか、それぞれの地域について関係者間で議論を進めることが大切」と指摘した。
このあと、道教委の部活動の在り方検討支援アドバイザー井上諭一氏が「みんなで考えよう、部活動の地域移行」と題して講演した。
地域移行は子どもたちの幸せのための案で、手段であって目的ではないことを確認。長崎県長与町や、胆振管内安平町などの参考事例を挙げ、地域移行のポイントなどについて共有した。
(市町村 2023-11-16付)
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