オホーツク局 働き方改革中間報告会 課題や効果的取組共有 網走小、北見支援が実践発表(道・道教委 2023-11-13付)
オホーツク局働き方改革中間報告会
【網走発】オホーツク教育局は9日、働き方改革推進事業中間報告会をオンライン開催した。推進校の網走市立網走小学校、北見支援学校が自校の取組について実践発表。働きやすい職場環境の整備に向け、現状の課題や効果的な取組について情報共有した。
推進校と推進地域におけるこれまでの取組や明らかになった課題と成果に係る発表の場を設け、取組の進捗状況を関係者間で確認し、必要な助言を行うとともに、推進校以外の学校や地域への啓発と成果の普及につなげることを目的としている。
開会あいさつで高橋和孝次長は「限られた時間の中で子どもたちへの効果的な指導を行うためには、めりはりを付けた時間の使い方が大切」とした上で「推進校や推進地域の取組が、学校の働き方改革をけん引するための優れた実践となれば」と会の成果に期待を寄せた。
続いて、網走小の白川覚仁教頭、吉﨑紘一郎主幹教諭、北見支援の坂本清校長が中間報告を行った。
網走小では、ウェルビーイングな職場・職業を目標とし、意識改善・環境改善・業務改善の3つの視点から進めている取組を紹介した。
意識改善では、教員一人ひとりの超過勤務時間の経年変化をグラフ化することで、超過時間を各自で確認できるようにしており、前年同期の超過時間を下回るよう毎月意識してもらっていることを示した。環境改善では、職員室等の整理整頓などを挙げ、業務改善では、会議資料や年間行事予定、カレンダー等をクラウド上で管理することで、教職員全員による共同編集が可能となり、業務の平準化につながっていることなどを説明した。
また、教員が本来の業務に専念するために、地域人材を積極的に活用。ボランティアとして様々な学校活動に協力してもらうことで、教員の業務が軽減される上、地域とのつながりも強化することができることを伝えた。
北見支援の坂本校長は、本年度の実践の一つとして、教員が1つのテーマのもとに自主的に集まって意見を出し合う場「e―Cafe」を設置していることを紹介した。7月には本年度着任した教員、9月には子育てをしながら働いている教員が集まって会議を実施。12月にはICTに興味のある教員同士での意見交換を予定していることを示した。
また、グーグルチャット機能を活用した会議の効率化、グーグルカレンダーによる業務の共有化にも取り組んでいるほか、職員会議を45分以内で終了できるよう運営連絡会で調整していることや忙しい時期には実施しない月を設けていることなどを説明した。
(道・道教委 2023-11-13付)
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