ほっかいどう学推進フォーラムなど 道の駅るもいの謎に迫る 留萌小でみち学習公開授業(関係団体 2023-11-15付)
【留萌発】留萌みち学習検討会とNPO法人ほっかいどう学推進フォーラム(新保元康理事長)は2日、留萌市立留萌小学校(石田正樹校長)で留萌みち学習公開授業・意見交流会を開催した。関係者20人が参加。公開授業や意見交流を通してみち学習やほっかいどう学の在り方について考えを深めた。
同検討会と同フォーラムは、北海道の魅力や地理、歴史、文化、産業等をほっかいどう学として学ぶ機会を提供し、地域に関する理解と愛着を深める取組を促進することをねらいとしている。また、同検討会では留萌地域の魅力やそれを支えるものを学校・地域・行政の協働で考える取組のみち学習を推進している。
今回、取組の一環として公開授業および意見交流会を開催した。
同校の高橋基文教諭が3年1組(児童数23人)の社会「道の駅るもいはどんなところにある?」の授業を展開。本時の目標を「資料から留萌市の交通の移り変わりを調べてまとめることができる」「資料から将来の道の駅の働きを考えてまとめることができる」の2点を設定した。
高橋教諭は、過去の留萌市内の航空写真を見せた上で道の駅るもいがどんなところにあるか、将来はどんなところになるかまとめの形式を提示し、学習の見通しを持たせた。現在の道の駅るもいがある場所の航空写真との比較や映像から現在の道の駅るもい周辺の土地が石炭などを運ぶため、鉄道の駅があったことなどを理解させた。
道の駅るもいをなぜこの場所に造ったかを問いかけた。映像で車の普及や人口の推移、国道や高規格道路との位置関係から留萌市を訪問した人が集まりやすいところであることを理解させた。
また、道の駅るもいの今後の発展のための方策を考えさせた。
意見交流会では新保理事長がほっかいどう学とみち学習について説明。本年度のほっかいどう学の方向性として、副読本デジタル化への準備や辞書的動画クリップの準備、社会科の指導が苦手だったりインフラについての知識が少なかったりする先生をサポートする授業・研修支援などに取り組んでいることを紹介した。
このあと、公開授業について高橋教諭が説明。意見交流では「(一人一台端末で)子どもたちが自分のペースで映像を見れるのが良かった」「道の駅について大人が知らないことも学ぶことができた」などの意見が出た。
(関係団体 2023-11-15付)
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