道公立学校事務長会が研究協 今後はリテラシー課題 ICT実技研修や協議等( 2023-11-27付)
公立学校事務長会研究協議会
道公立学校事務長会(岩間淳会長)は11月上旬、ホテルライフォート札幌で調査研究推進委員研究協議会を開催した。各支部の調査研究推進委員約30人が出席。ICT実技研修や、ICTスキルとネットワーク等の維持・管理などに関する研究協議を通して、学校事務の改善・充実に向けて研鑚を積んだ。
岩間会長はあいさつで、ICT環境整備の促進に伴い、ネットワーク等の維持・管理について事務職員も理解し業務を担う必要があることを強調。実技研修や研究協議を通して、課題解決に努める考えを示した。
続いて、実技研修では、道立学校の情報通信技術支援員を務めたNAGANO―R代表の長野修二氏が「クラウドを使ってみよう」と題して講話し、共にICT活用を体験した。
長野氏は、マイクロソフト認定教育イノベーター(MIEE)の資格を有しており、教育現場におけるICT関連サポートを経験している。
各学校を訪問する中で「各学校の悩みは、サーバー、無線LAN接続の安定性、ネットコモンズ3の3点がほとんど」と説明。自治体においては端末の整備が進み、今後は使い手のリテラシーが課題になるとの考えを示した。
その上で、ソフトを活用し、クラウドへの接続や入力したデータの共有などを解説し、ICTスキルの向上を支援した。
このあと、事務長のICTスキルとネットワーク等の維持・管理について、各支部からのテーマをもとに協議。事務長に求められるスキルや、作業効率化につながる技術などについて研鑚を積んだ。
( 2023-11-27付)