自ら学びデザインの研修探る　個々を大切にする学校　札幌市教委　教員育成協

（札幌市 2024-11-28付）

　札幌市教委は１８日、市内のＳＴＶ北２条ビルで第１回教員育成協議会を開催した。「教職員が自ら学びをデザインする研修体制づくり」をテーマとした６年度の取組の成果と課題を振り返るとともに、７年度の研修の方向性を示した。

　構成員として学校関係者や学識経験者ら１４人が出席した。

　冒頭、菅野智広教職員担当部長があいさつ。

　子どもたちの多様化、社会の変化に対応した学びが必要とされる中「それを支える教職員の育成や学校の組織的な体制づくりなどが期待されている」と強調。

　「本市の教員研修の充実が教職員の資質向上に寄与すれば、一人ひとりの子どもを大切にする学校づくり、さらには教師のウェルビーイングにつながると考えている」と期待した。

　協議では、教職員の探究的な学びを促進する研究の充実、今日的な教育課題に応じた研修内容の拡充、主体的な学びを応援する研修環境の整備などについて意見を交わした。

　市教委は、構成員からの意見などを踏まえ、来年１月に書面開催する第２回協議会で具体案を示す予定だ。

(札幌市 2024-11-28付)