特セン　事務職応援で新セミナー　疑問や工夫分かち合い　オンラインで交流深める

（関係団体 2023-12-13付）

特セン事務職員研修

　道立特別支援教育センターは１１月３０日、札幌市内の同センター内で道立特別支援学校「事務職員」応援セミナーをオンラインで開催した。特別支援学校の若手事務職員を対象に初めて企画したもの。学校勤務の魅力や勤務上の疑問・要望をテーマに活発に交流し、相互理解を深めた。

　事務職員の役割や必要性に対する意識をより高め、特別支援教育の振興を図ることを目的に新たに開催。職員に意欲的に参加してもらえるよう、職名が「事務職員」の職員に限定して匿名を認め、発言や顔出しを求めない形とした。

　道立特別支援学校２７校から経験年数６年以下の職員３０人が参加した。

　菊池淳圭副所長が進行役を担当した。

　はじめに事前アンケートをもとに学校と事務局の職場環境の違いを比較して意見を共有。「子どもと接することができるのは大きな利点」「多様な人々と関わり様々な情報や刺激に触れる機会が大きい」などの意見があり、障がいのある子どもとじかに触れ合う学校職員、特別支援学校ならではの業務を経験できる事務職員それぞれの魅力を再確認した。

　他校の残業時間や事務室の雰囲気についても共有し、「繁忙期以外、定時退勤です」「とても良い雰囲気でありがたいです」「みんな良い人たちだが若い人がいなくて寂しい」など多くの意見が出された。

　最後に意見交換。多くの参加者が担当する就学奨励費に関しては「実務資料が少なく事務処理が不安」「エクセルで自動計算している」などの意見があったほか、教員に提出を求める書類に関しては「何度も声をかける」「締め切り前日にリマインドする」などの工夫が寄せられた。

(関係団体 2023-12-13付)