札幌市教委と道教大が対話の場　子の成長へ連携・協働　教員養成や研修など協議

（札幌市 2024-01-17付）

　札幌市教委と道教育大学（田口哲学長）は昨年１２月中旬、市内のＳＴＶ北２条ビルで５年度「対話の場」を開催した。市教委から檜田英樹教育長、同大から田口学長らが出席。連携協定に基づき進めている教員養成や研修の取組などについて協議し、今後の取組の充実に向けて意見を交わした。

　両者は３年３月に連携協定を締結し、教員養成や教職の魅力向上などに向けた取組を相互に推進している。

　開会に当たり、檜田教育長と田口学長があいさつ。

　檜田教育長は、現職教員のための講座や教職大学院への教員派遣、大学生対象のセミナーなど、協定に基づく各種取組が充実していることに謝意を示しながら「協定に基づいた連携・協働がより一層進み、本市の子どもの成長や教職員の質の向上に資する価値ある対話の時間となれば」と期待した。

　続いて、両者がそれぞれ進めている取組について説明した。

　道教育大は、５年度に設置した教員養成イノベーション機構、教員研修の高度化に資するモデル開発事業、地域教員希望枠を活用した教員養成大学・学部の機能強化などの取組を説明。

　市教委は、現在策定中の第２期教育振興基本計画、６年度教員研修の方向性、教員採用の前倒し選考検査の状況などについて報告した。

　これを踏まえて協議を行い、教員の養成、採用、研修の一体的充実に向けて活発に意見を交わした。

(札幌市 2024-01-17付)