児童生徒75人が練習成果披露 日本語の美しさ感じて 小樽市教委 音読カップ
(市町村 2024-01-25付)

小樽市教委音読カップ
小樽市教委音読カップ

 【小樽発】小樽市教委はこのほど、市民会館で小樽音読カップを開催した。計75人の児童生徒が小学校低・中・高学年、中学校の4部門に分かれて、それぞれ既定の時間内で音読を発表した。

 音読カップは、音読を競い合い、読み手として聞き手に内容を正確に伝えたり、日本語の美しさを体感したりすることを通じて、児童生徒の言葉に対する興味・関心を高め、読む力・表現する力を育てることで国語力の向上を図るとともに、各校の音読の取組の活性化を図ることがねらい。

 冒頭、あいさつに立った林秀樹教育長は「日頃の練習の成果を遺憾なく発揮して」と激励。迫俊哉市長は「日本語の美しさを感じ、表現力やいろいろな力を身に付けてほしい」と呼びかけた。

 このあと小学校低学年の部から発表を実施。5人が審査員を務め、音読時の姿勢や正しい発音・発声を基準に審査を行った。出場した児童生徒たちは、該当学年の教科書教材から自身で題材を選択し、部門ごとに1分30秒~2分30秒の間で音読。積み重ねてきた練習成果を発揮し、その出来栄えを競い合った。

 審査の結果、小学校低学年の部では幸小学校2年の吉田ももかさん、中学年の部では忍路中央小学校3年の福士花楓さん、高学年の部では手宮中央小学校5年の鎌田さつきさん、中学校の部では銭函中学校3年の中山颯夕さんがそれぞれ金賞に輝いた。

 市教委の担当者は、音読カップを通じて「言葉の良さを感じ、国語を好きになるとともに表現の楽しさを感じて、高めてくれれば」と期待。「今後も取組を継続していきたい」と話した。

 入賞者はつぎのとおり。=敬称略=

▼小学校低学年の部

▽金賞=吉田ももか(幸小2年)

▽銀賞=若山綾乃(花園小1年)

▽銅賞=千葉和希(奥沢小2年)

▽奨励賞=鍵谷香太(桂岡小1年)、櫻井優愛(手宮中央小1年)、越智月歌(山の手小2年)、沢田詩(銭函小2年)、伊地知南月(張碓小2年)

▼小学校中学年の部

▽金賞=福士花楓(忍路中央小3年)

▽銀賞=加賀田璃究(望洋台小4年)

▽銅賞=吉村陸杜(桜小4年)

▽奨励賞=石川桃(稲穂小3年)、滝本那月(長橋小3年)、塚田こまり(幸小3年)、楯めぐみ(銭函小3年)、三浦喜春(銭函小4年)

▼小学校高学年の部

▽金賞=鎌田さつき(手宮中央小5年)

▽銀賞=荒又梨乃(山の手小5年)

▽銅賞=長谷川優(望洋台小6年)

▽奨励賞=北出梨紗(稲穂小5年)、越智栞(望洋台小5年)、尾作真緒(銭函小5年)、堀隼仁(奥沢小6年)、北角一華(桜小6年)

▼中学校の部

▽金賞=中山颯夕(銭函中3年)

▽銀賞=佐藤優衣(桜町中2年)

▽銅賞=木榑まる(望洋台中3年)

▽奨励賞=木村レイラ(望洋台中1年)、堀江礼乃奈(菁園中1年)、道下昊(朝里中2年)、遠藤かさね(潮見台中2年)、日置愛海(西陵中2年)

(市町村 2024-01-25付)

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