オホーツク局主管 授業改善セミナー 指導上の悩みを相談 特別支援教育で座談会など(道・道教委 2024-01-31付)
オンライン授業改善セミナー
【網走発】道教委は26日、オホーツク合同庁舎でオンライン授業改善セミナーを開催した。各校の教諭が指導上の悩みなどを相談し、オンライン上での授業参観などを通して担当者たちが研鑚を積んだ。
セミナーは、各地域における特別支援教育推進の中核的な役割を果たす特別支援教育リーダー教員の授業公開や、大学教員や参加者との協議によって教員の特別支援教育に係る専門性の向上に資することを目的としている。オホーツク教育局が主管。管内小・中、特別支援学校の教諭約30人がオンラインで参加した。
はじめに、オンライン座談会で協議を実施。グループごとに授業・教材づくりや障がい特性の理解と対応、個別の教育支援計画・指導計画の作成など、それぞれの日々の指導の中での困り事を相談し合った。生徒のモチベーション維持が難しい、叱り方をどのように工夫しているかなどの疑問や相談が上がり、互いに意見を出し合った。
続いて、網走市立南小学校(平野真奈美校長)の成田明日香教諭が授業の様子を配信。自閉症・情緒障がい特別支援学級の4年生2人、5年生2人を対象に、単元「自立活動・“自分のもっている力を高めよう”」を公開した。成田教諭は児童一人ひとりの実態を詳細に把握した上で、自立活動の目当てや評価基準、目標を設定。授業のはじめにそれらを確認し、授業を展開した。
授業では自他の目標の視覚化を意識し、デジタルホワイトボードに4人の目標を視覚的にいつでも確認できるよう提示したままにしたり、みんなで活動する際は教師や支援員がそれぞれ付き、声かけなど安心して活動できる環境をつくったりするなどの指導を行った。
このあと、研究協議を実施。授業者から授業の説明後、参加者から質疑等を受けた。また、道教育大学釧路校の戸田竜也准教授が助言を行った。
(道・道教委 2024-01-31付)
その他の記事( 道・道教委)
「きたものがたり」の実践発表等 本道版教材の活用探る 道教委 道徳教育推進会議
道教委は1月24日、オンラインで道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業第2回道道徳教育推進会議を開いた。各管内における道徳教育推進の中核として期待される小・中学校教諭や市町村教委指導主事...(2024-02-02) 全て読む
学びDXへ 道教委が全道協議会 組織的なICT活用へ 取組を自分事に 先進事例共有
道教委は1月29日、ICTを活用した学びのDX事業第2回全道協議会をオンラインで開催した。文部科学省のリーディングDX事業の指定校である旭川市立緑が丘中学校、帯広柏葉高校が授業・校務におけ...(2024-02-01) 全て読む
道教委 架け橋期の教育充実へ 管理職研修を初開催 幼保小連携へリーダーシップを
道教委は1月30日、小学校管理職研修「生涯にわたる学びや生活の基盤をつくる架け橋期の教育の充実に向けて」をオンラインで開催した。東海大学児童教育学部の寳來生志子准教授が子どもの主体性を発揮...(2024-02-01) 全て読む
道子の未来づくり審議会 少子化対策条例等 検討を開始 “子ども主体”を全面に
道は1月30日、札幌市内のかでる2・7で第4回道子どもの未来づくり審議会を開き、「北海道子どもの未来づくりのための少子化対策推進条例」、次期「北の大地☆子ども未来づくり北海道計画」等の検討...(2024-02-01) 全て読む
道特別支援教育振興協が研修会 保護者に十分な説明を 支援員活用で特セン・宮町氏
道特別支援教育振興協議会(会長・大石正行鶴居村長)は1月26日、オンラインで第2回研修会を開いた。道立特別支援教育センターの宮町悦信研究員を講師に招き、特別支援教育支援員の役割等を確認。宮...(2024-02-01) 全て読む
稚内市教委 全国学力等調査結果 小・中 国語 話す・聞く全国以上 文科省等の報告書踏まえ改善
【稚内発】稚内市教委は、5年度全国学力・学習状況調査の結果詳細をまとめた。小学校・中学校共に国語の「話すこと・聞くこと」以外の全領域で全国平均を下回る結果となった。市教委は、文部科学省と国...(2024-01-31) 全て読む
札幌市 6年度当初予算案 エアコン整備に14・8億 いじめ防止へ心の健康観察
札幌市は30日、6年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は前年度肉付け補正後と比べ0・2%減の1兆2417億円。新型コロナウイルス感染症の関連事業費が減少したことなどで過去2番目の予算規...(2024-01-31) 全て読む
オホーツク局主管 学校安全推進会議 “生き方”学ぶ取組を 登下校時の防犯、災害対策等
【網走発】道教委は29日、オホーツク管内学校安全推進会議をオンライン開催した。管内の教職員ら38人が参加。交通安全や登下校時の防犯、オホーツク地域における寒冷期の自然災害対策について理解を...(2024-01-31) 全て読む
社会教育施設の役割提示 共生社会実現、デジタル対応へ 道社会教育委員会議が審議まとめ
道社会教育委員の会議兼第16期道生涯学習審議会は30日、札幌市内のかでる2・7で第3回会議を開き、審議まとめの最終案を大筋で了承した。共生社会の実現、デジタル化などの現代的課題に対応する観...(2024-01-31) 全て読む
がん教育の北海道モデル構築へ 南陵高、本別中が報告 経験者の声 生徒の心に
道教委は23日、第3回がん教育実践校授業検討会議を開催した。札幌南陵高校、本別町立本別中学校が外部講師を招いたがん教育の実践を報告。がんの経験者や医療関係者による講演による成果を示し、授業...(2024-01-31) 全て読む