学校図書館　アドバイザー　事業をＰＲ　道ブックシェアリングがパネル展

（札幌市 2024-02-01付）

古書バザーも行った

　一般社団法人道ブックシェアリング（荒井宏明代表理事）は１月２２日から３日間、「学校図書館アドバイザー派遣事業」についてＰＲするパネル展を開いた。札幌市市民活動サポートセンターの協力を得て、初めて札幌エルプラザを会場に実施。事業の概要を紹介するパネル展示や、事業の財源とするための古書バザーなどを行った。

　同団体は、道内の司書教諭や学校司書の配置率が低いという課題意識から、２年度に「学校図書館アドバイザー派遣事業」を開始。

　アドバイザーは荒井代表理事が１人で担っており「学校司書の配置は難しいが、学校図書館の整備は不可欠なのでアドバイスしてほしい」「何から始めればいいのか教えてほしい」などの悩みを持つ自治体や学校の要望に応じて、無償で支援に取り組んでいる。

　パネル展示では事業の概要を紹介し、道内における学校図書館の現状や児童生徒にとっての読書活動の重要性を伝えた。また、事業の財源に充てるため、寄付で集まった絵本・児童書や小説、新書などを扱った古書バザーを行った。

　荒井代表理事は「ＩＣＴの時代に突入した中でも、子どもの読書活動は必須」と強調し、学校図書館充実の重要性を訴えた。

(札幌市 2024-02-01付)