新時代高校改革コンソーシアム会議 普通科改革の成果確認 釧路湖陵高 6年度計画共有も
(道・道教委 2024-02-02付)

 【釧路発】釧路湖陵高校(塙浩伸校長)は1月27日、同校で「新時代に対応した高校改革推進事業(普通科支援事業)」コンソーシアム会議を開いた。コンソーシアムプロモーターメンバーら約30人が出席。本年度事業の報告のほか、成果や課題、新年度事業計画を共有するなど、円滑な事業推進に向け教育活動の改善・充実を図った。

 コンソーシアム会議は、普通科改革支援事業の趣旨を踏まえ、コンソーシアム登録メンバーの共通理解を図るとともに、探究的な学習等に係る生徒の現状を参観し、指導助言をもらうことで同校教育活動の改善・充実を図ることを目的としている。

 はじめに、体育館で同校の2年生(理数科・普通科)による探究成果の発表を視察。出席者はポスターセッション形式で成果を披露する生徒の発表内容に耳を傾け、同校の教育活動の内容に理解を深めた。

 コンソーシアム会議の開会に当たり、塙校長があいさつ。「ことしの普通科改革支援事業の活動を振り返り、新年度さらなる事業の充実に向け忌憚のない意見を求めている」と述べた。

 引き続き、同校の古野輝昭副校長が本年度の普通科改革支援事業に関する成果と課題や、新年度の事業計画を説明。本年度は総合的な探究の時間・学校設定科目「KQ(Koryo Quest)」におけるコンソーシアムと連携した校外巡検や夢ナビライブを活用した学問研究等など多方面分野の講演・出前授業を行っており、多方向にアンテナが反応する生徒が多くみられたことを紹介した。このほか、アカデミックインターシップ等の新年度以降の事業計画を共有するなど、円滑な事業推進に向け共通理解を図った。

最後に、道教委高校教育課高校企画・支援係の前野文繁主査があいさつ。「同校の普通科改革支援事業に係る取組は道内外から注目を集めている。今後も地域に開かれた教育活動を推進し、将来地域の発展に寄与する人材育成に努めていこう」と呼びかけた。

(道・道教委 2024-02-02付)

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