２８日から道議会代表質問　不登校対策、働き方改革など論戦

（道・道教委 2024-02-28付）

　１定道議会代表質問がきょう２８日から始まり、本格的な論戦に入る。不登校児童生徒への対応、学校における働き方改革、こども施策の推進など、道・道教委の今後の施策が議論される。

　４年度の道内不登校児童生徒数は１万３０００人と過去最多を記録。道教委は学びや支援にアクセスできない子どもをゼロにする「ＨＯＫＫＡＩＤＯ不登校対策プラン」の策定に向け準備を進めており、本道における対策の方向性が議論される。

　道教委は次年度、副校長・教頭の業務補助を行う支援員の試行配置や、ＩＣＴ支援員が業務改善を提案するモデル事業を計画。策定へ大詰めを迎える学校における働き方改革「北海道アクション・プラン（第３期）」の最終審議が行われる。

　こども大綱が昨年１２月に決定。道は関係条例の見直しも視野に第６期子ども未来づくり北海道計画の策定に向け検討を進めている。今後各自治体で策定する「こども計画」に関係するため、道の動向に注目が集まる。

　道ＣＬＡＳＳプロジェクトの後継事業である「地学協働まちづくり推進事業」が６年度からスタート。コーディネーターの配置校を４校から１４校に拡大する予定で、地域課題解決に向けた探究学習の推進体制が焦点となる。

　このほか、生成ＡＩの活用、半導体・ゼロカーボン分野における産業人材の育成などが議題として挙がっている。

(道・道教委 2024-02-28付)