最新技術 熱心に学ぶ 札幌工科で建設業出前講座
(学校 2024-03-08付)

札幌工科建設業出前講座
札幌工科建設業出前講座

札幌工科専門学校(三上敬司校長)で2月27日、建設業に関する出前講座が開かれた。主催は札幌建設業協会(岩田圭剛会長)。勇建設=(札幌、坂昭弘社長)工事部技術管理室の助野聡明室長がCIM等3次元モデルについて説明した。学生たちは講義と演習を通し最新技術への理解を深めた。

 当日は環境土木工学科の1年生17人が出席。助野室長が、技術者が身に付けておきたいスキルとして、CIM等3次元モデルの連携・段階的構築について解説した。

助野室長は、建設業の特色や、やりがいについて語った。また地方ゼネコンの業務として、現場監督や施工管理を挙げ「ARなど新たな技術を活用して、効率化を図っている」と解説。また、同社の若手社員のインタビュー動画を上映。仕事のやりがい、一日のスケジュール、今後の目標など現場で働く生の声を紹介した。

 続いて、ICTおよびBIM/CIMについて「建設業界は最新技術と隣り合わせの業界」と述べ、点群と3Dモデルの作成方法、二つのデータの活用などについて解説した。

 演習に移り、学生たちがVRゴーグルをかけ仮想空間内の土木現場を体感したほか、鉄筋の3Dデータ画像を操作した。学生からは「予想以上に面白い」「ICTへの興味が高まった」との声が上がった。

 同校の一色博介土木系主任教員は「独自のソフトで貴重な体験をさせていただきありがたい」と話した。

(学校 2024-03-08付)

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