第1回日高管内いじめ問題等対策協 いじめ 決して許さずに 事例もとに対応・連携探る( 2024-08-20付)
日高管内いじめ問題対策協議会
【苫小牧発】日高管内いじめ問題等対策連絡協議会(会長・行徳義朗日高教育局長)は6日、日高合同庁舎で本年度第1回会合を開いた。学校や関係機関、団体等から24人が参加し、児童虐待の事例をもとに具体的な対応や関係機関との連携について話し合った。開会式で行徳会長は「いじめを決して許さず、被害児童生徒を徹底して守ることが大切」などと訴えた。
学校、地域、PTAおよび関係機関が連携し、いじめや不登校等の問題に対する課題を共有し、いじめの未然防止や早期発見、早期対応の取組および不登校児童生徒に対する支援に向けた実効性のある取組を検討することが目的。
開会式で行徳会長は「いじめは全ての児童生徒に生じ得ることを認識し、いじめを決して許さず、被害児童生徒を徹底して守ることが大切」「いじめは道内でも地域・学校間で取組に差があり、認知や組織的対応ができる環境を整えることが不可欠」などと述べ、充実した実効性のある取組を進めるため、忌憚のない意見を求めた。
続いて事務局が「北海道いじめ防止基本方針」「北海道いじめの防止等に向けた取組プラン」や、道内・日高管内のいじめ問題等の現状と課題について説明。
また、新冠町教委の新井健一指導主事による実践発表「新冠町の不登校児童生徒支援 町全体で子どもを見守る」の内容を事務局が紹介した。
このあと6グループに分かれ意見交換。児童虐待の事例を取り上げ、考えられる具体的な対応や、生徒指導上の諸課題解決に向けた関係機関の望ましい連携などについて話し合った。
( 2024-08-20付)