札幌市　第４次子の権利推進計画素案　子の意見表明の促進へ　アシストセンター相談など

（札幌市 2024-09-17付）

仮称・第４次子どもの権利に関する推進計画の成果指標（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市子ども未来局は、７年度から始まる仮称・第４次子どもの権利に関する推進計画の素案をまとめた。基本目標に「子どもの権利の推進とライフステージを通じた環境の充実」「ライフステージの各段階における環境の充実」の２点を据え、子どもの権利救済機関「子どもアシストセンター」での相談、子どもの意見表明の促進、子どもをいじめから守る取組などを進めていく。

　１２日の第５回子どもの権利委員会で示したもの。

　次期計画は、市の子ども・子育てに関する総合計画「仮称・第４次さっぽろ子ども未来プラン」に包含。計画期間は１１年度までの５年間とする。

　基本理念「子ども若者の権利を尊重し、子どもと若者の輝きが全ての市民を笑顔で結ぶまち」を踏まえ、基本目標として２点を据えた。

　基本目標１「子どもの権利の推進とライフステージを通じた環境の充実」では、子どもの権利を大切にする社会に向けた取組、多様な遊びや体験・活躍できる機会づくり、児童虐待防止対策と社会的養護の推進およびヤングケアラーへの支援、子ども・若者を取り巻く脅威から守る取組などを推進する。

　基本目標２「ライフステージの各段階における環境の充実」では「子どもの誕生から幼児期まで」「学童期・思春期」「青年期」の各段階において、相談体制などの支援を充実させる。

　子どもの権利委員の意見などを踏まえ、１１月ごろに案を提示する予定。パブリックコメント・キッズコメントを経て来年３月には策定する見通し。

(札幌市 2024-09-17付)