札幌市教委　英語教育改善プラン　あいの里東中など４校　デジタル教科書等活用研究

（札幌市 2024-09-18付）

　札幌市教委は、６年度英語教育改善プランに基づく、デジタル教科書やデジタル教材の活用の在り方に関する研究推進校にあいの里東中学校など４校を決定した。今後、各校の実践を参考資料としてまとめ、事例を普及する考えだ。

　文部科学省が実施した５年度英語教育実施状況調査結果などを踏まえ、６年度英語教育改善プランでは重点を「ＡＬＴやデジタル教材等を効果的に活用し、児童生徒一人ひとりが、授業内において主体的に英語で伝え合うことのできる多様な学びの充実を図る」と設定。

　特に、外国語指導助手（ＡＬＴ）の参画、自分の考えや思いを伝え合う言語活動の充実、ＩＣＴを活用した外国語授業の推進などに力を入れる考えだ。

　その実現に向けた取組の一つとして、小学校で「外国語学習ソフトウエア、デジタル教科書の活用の在り方」、中学校で「デジタル教科書を含めたデジタル教材の活用の在り方」に関する参考事例の創出・周知を行うこととしている。

　研究推進校に、あいの里東中、鴻城小学校、あいの里西小学校、あいの里東小学校で構成するあいの里東中パートナー校区を指定。近く実務担当者会議を開き、具体的な研究内容やスケジュールなどについて話し合う予定だ。

　また「ＡＬＴと一緒に行う言語活動とパフォーマンス評価の在り方」に関する参考資料・動画も作成する考え。

　英語教育改善プラン会議の推進委員を務める稲穂小学校の田中由紀教諭、北野台中学校の中井あやめ教諭、市立札幌藻岩高校の沢出晋也教諭が中心となって検討を進めている。

(札幌市 2024-09-18付)