将来への視野広げて　厚別区Ｐ連　お仕事体験フェス

（札幌市 2024-09-30付）

トリマーの職業に触れる子どもたち

　厚別区ＰＴＡ連合会（厚別区Ｐ連）は２１日、札幌市立ひばりが丘小学校で「お仕事体験フェス」を開いた。延べ３００人の家族連れが訪れ、市内企業や専門学校が展開する体験活動に参加。医療やＤＸ、美容など様々な仕事の魅力に触れた。

　札幌市教委の親子ふれあい事業で得られる予算８０万円を活用し、前年度から取り組んでいるもの。本年度は小学６年生～中学３年生までを対象に、市内の企業や動物、医療、美容専門学校など１０のブースを設置した。

　子どもたちは実際のイヌでトリマーのブラッシングを体験したり、インクとペンで漫画を描く「ペン入れ」に挑戦したりした。オリジナルのアイシングクッキー作りやネイルアート、ヘアカットなどにも熱中し、センスを磨く楽しさを味わった。

　ＤＸのブースでは、チャットＧＰＴでアニメキャラクターの画像を生成。自身のイメージを反映させるため、適切なプロンプトの入力方法を話し合う親子もいた。

　厚別区Ｐ連の湯浅雅之会長は「体験後、各家庭でイベントの楽しさを話し合ってもらえればうれしい。子どもたちにとって将来の目標の視野を広げるきっかけにしてもらえれば」と期待を寄せた。

(札幌市 2024-09-30付)