札幌市教委第７回中学校運動部活動在り方検討委　部活動の充実へ議論　学校間連携・特別外部指導者など

（市町村 2015-07-28付）

中学校運動部活動の課題解決について協議

　札幌市教委は二十二日、市教委会議室で第七回中学校運動部活動在り方検討委員会を開催した＝写真＝。より多くの生徒が運動部活動に参加できるよう、学校間連携方式部活動や運動部活動特別外部指導者任用事業等について議論した。九月九日に行われる第八回検討委員会で報告書の素案について意見交換したあと、成案化させる予定だ。

　同委員会は、生徒数の減少や学校の小規模化による運動部活動の顧問教員不足によって、生徒の希望する種目が開設できないなど、中学校の運動部活動における様々な課題を整理し、その課題の解決の在り方について協議することが目的。二十六年六月二十六日の第一回検討会を皮切りにこれまで六回の会議を実施。この日は、検討委員や事務局など十七人が出席した。

　冒頭、松田昌樹児童生徒担当部長があいさつ。特別外部指導者について、十月から十校十人のモデル事業を実施することにふれ、「二十八年度からの事業実施に向けて、モデル事業の在り方を検討したい」と述べ、「運動部活動の一層の充実・発展を図るため、きたんのない意見をお願いしたい」と話した。

　このあと、事務局が前回の検討委員会を踏まえた学校間連携方式部活動や運動部活動特別外部指導者任用事業、札幌市運動部活動の活動基準、開かれた運動部活動の推進について改善案を提示。学校現場の課題など、生徒たちがより多くの部活動に参加できるよう意見を交換した。

　今後、九月九日に第八回検討委員会を行い、提案書の素案について意見交換したあと、成案化させる予定となっている。

(市町村 2015-07-28付)