【解説】知的障害教育校の状況調査
(解説 2015-08-11付)

 全国特別支援学校知的障害教育校長会は、各都道府県の知的障害特別支援学校の状況調査結果をまとめた。回答校は本校六百十六校、分校七十五校、分教室六十八校。

 二十七年度の全体の児童生徒数は十万九百十一人で前年度より二千三百六十八人増加した。内訳をみると、小学部は二万六千七十三人(前年度比一千三百八十人増)、中学部は二万二千五百二十人(六百四人増)、高等部は五万二千三百十八人(三百八十四人増)だった。

 障がいの程度別在籍状況では、全体では重度が最も多く二八・七%、中度が二八・一%、軽度が二六・五%、最重度一一・九%、手帳なし四・八%で、小学部と中学部は重度、高等部は軽度が多かった。

 発達障がいの在籍状況について、小学部から高等部までの四万一千六百九十七人(四一・三%)に発達障がい等があり、前年度より一千八百八十三人の増(〇・九ポイント増)。うち、知的障がいのある自閉症(自閉的傾向を含む)が最も多く三万七千八百四人で、高機能自閉症またはアスペルガー障害が一千六百三十一人、ADHDが二千二百六十二人だった。

 高機能自閉症やアスペルガー障害、ADHDの児童生徒で特別支援学校(知的障害)に入学する特別な事情があるのは三千三百五十八人(五百九十九人増)で高等部の生徒が全体の六三・七%を占める。内訳は「学習能力が低い」が一千三百十六人と多く、「人間関係」が一千二十人、「不登校・いじめ」が四百十七人など。

 企業就労率は、二十六年度卒業生が三〇・六%と〇・三ポイント低下。秋田県、東京都、千葉県では四〇%をこえていた。定着率は二十六年度卒業生が九四・三%、二十五年度卒業生が八七・五%、二十四年度卒業生が八三・一%。

(解説 2015-08-11付)

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