【解説】熱中症の緊急搬送、過去最多
(解説 2015-08-21付)

 ことし七月、全国で熱中症によって救急搬送されたのは二万四千五百六十七人と、六月の搬送人員数の約八倍にのぼり、平成二十年の調査開始以降、七月の搬送人員数としては過去最多となったことが消防庁の調査で分かった。同庁では、今後も厳しい暑さが続くことが見込まれるとして、「引き続き厳重な警戒が必要」と呼びかけている。

 調査結果によると、六月の熱中症による緊急搬送人員数は三千三十二人だったが、七月には二万四千五百六十七人と、二十年の調査開始以降、七月の搬送人員数としては過去最多となった。同庁では、七月中旬から全国各地で最高気温が三十五度以上の猛暑日が観測されたことを要因の一つに挙げている。

 緊急搬送された人の年齢区分で最も多かったのは高齢者(六十五歳以上)で一万二千三百七人と、全体の半数を占めた。次いで、成人(十八歳以上六十五歳未満)八千七百四十四人、少年(七歳以上十八歳未満)三千三百十四人、乳幼児(生後二十八日以上七歳未満)二百人、新生児(生後二十八日未満)二人の順。昨年と比べ、高齢者は三千七百六十六人、成人は一千八百三十七人、少年は五百二十三人増加している。

 都道府県別にみると、人口十万人当たりの緊急搬送人員数は群馬県が最も多く三十三・七六人、以下、福島県二十九・一三人、埼玉県二十八・〇二人など。北海道は最も少なく七・七九人だった。

 地域によっては今後も厳しい暑さが予想されることから、同庁は、こまめな水分補給、エアコン・扇風機を用いた室温調整や適度な休憩をとるなどの予防を呼びかけている。また、ホームページに熱中症予防策などを紹介した『熱中症対策リーフレット』を公表しているほか、ツイッターを通じ注意喚起も行っている。

(解説 2015-08-21付)

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