【解説】道教委の活動状況点検・評価
(解説 2015-08-31付)

 道教委は、『二十六年度道教委の活動状況に関する点検・評価報告書』を取りまとめた。

 道教委では、効果的な教育行政の推進に資するとともに、道民への説明責任を果たすため、地教行法に基づき、毎年、教育委員会の権限に属する事務の管理・執行状況について、学識経験者の知見も活用しながら、点検・評価を実施。『報告書』を道議会に提出・公表し、施策へ反映している。

 八回目を数える今回の点検・評価に当たっては、外部有識者で構成する「道教育推進会議」を計四回開き、意見を聴取した。

 『報告書』は、第一章「教育委員会の活動状況」と第二章「施策の推進状況」の二章で構成。

 第一章では、教育委員会の概要や教育委員会会議の開催状況、教育委員の教育状況調査等の活動状況、法規・規則等の制定状況、計画等の策定状況などを報告している。

 第二章では、個別施策の評価と重点点検評価の結果を掲載している。

 個別施策の評価では、推進計画に掲げる十三本の基本方向ごとに、基本方向を構成する四十項目の施策項目について、取組の実施状況や施策の課題、今後の方向性を整理。目標指標をもとに四段階で評価する定量評価を行った。目標指標がない、あるいは、評価上、特に考慮すべき事項がある施策項目については、定量評価を補足するため、二段階で評価する定性評価を取り入れ、それら二つの評価の相関によって、四段階の総合評価を行った。

 一方、重点点検評価では、道教委が重点的に取り組んでいる施策や道民の関心の高い施策について、成果や課題を検証した。

 このほか、『報告書』では、「資料編」として、研修事業の実施状況や社会教育施設の利用実績などのデータを掲載している。

(解説 2015-08-31付)

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